#4◆ タウリン


タウリンは、メチオニンやシステインなどの含硫アミノ酸の最終代謝産物です。タウリンは、アミノ酸の末端がカルボン酸(―COOH)であるのに対してスルホン酸(−SO2H)です。
ある製薬会社がテレビCMで「タウリン1000mg配合」といったキャッチフレーズを使用していますがタウリンの効能を知っている人は少ないのではないでしょうか?タウリンは、細胞内の浸透圧調整や血清脂質変動に関与しています。また、眼の網膜機能障害がタウリンの欠乏に関連していることも報告されています。日本薬局方に医薬品として掲載されています。したがって、医薬品扱いです。食品では、貝(しじみ、アサリ、ハマグリ)や魚介類に多く含まれています。それらの調理の際は、タウリンは加熱しても壊れませんが、水に溶け出しやすいため煮汁も捨てずに召し上がって下さい。

効能・効果:
1.血圧降下作用
2.総コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を増加させる
3.アミノ酸であるため、肝臓病の予防や治療効果がある
4.心不全の治療に用いられている
5.気道の収縮を抑制するので気管支喘息にも効果